
独立に際してミュシャは、紙幣とともに、郵便切手のデザインも手がけました。
その後もミュシャがデザインした切手は、1928年 (独立10周年)、1939年(独立20周年、ナチス侵攻)、1948年(独立30周年、社会主義に移行)、1968年(独立50周年、プラハの春改革挫折)、1989年(市民フォーラムによるビロード革命)と、チェコスロヴァキアの重大なときに繰り返し復刻されています。 このことはチェコ国民がミュシャという一人の芸術家をどのように位置づけていたかを表しています。 チェコの人たちにとって、アルフォンス・ミュシャはアール・ヌーヴォーに花開いたチェコを代表する人気画家であると同時に、作品を通して自分たちがどのように歴史と向かいあうべきかを現代から未来にわたって示している芸術家として尊敬しているのです。